今月は、須坂のいくつかの町内に呼ばれて
ゲストハウス蔵についてお話する機会をいただきました。
この蔵をオープンするにあたり、
須坂市の空き店舗創業支援の補助金を使わせてもらっていたり、
最初に須坂でゲストハウスを始めます!と宣言したのも
市役所まちづくり課だったり。
町のいろんな方にお世話になって、今こうしてこの町で
ゲストハウスができている、ということは紛れもない事実なので、
市や町からの依頼は、可能な限り受けようにと思っています。
そして、ゲストハウス蔵は宿泊施設なので、
意外と地元の方が利用する機会は少ないのです。
なので、ゲストハウスっていうものが須坂にあるらしい、
ということは地元メディアに取り上げてもらったりしたこともあるので、
知っている人もいるかもしれない。
でも、実際に日々、ここにはどんな人が泊って、
よく見かけるようになったと言われる外国人バックパッカーは
どんな人たちで、どんな旅をしているのか。
彼らはどうして須坂に来て、須坂で何をするのか、
そんな話を町の方にする機会ってほとんどないので、
これもまたいい機会だと思い、話を聞いてもらいました。
よく地元で勘違いされているのは、
「ゲストハウスって外国人しか泊れないんでしょ?」とか、
「外国人いっぱい泊るから、トラブル多いでしょう?」とか。
ゲストハウス蔵は、日本人と外国人の宿泊の割合は年間通せば、ちょうど半分ずつ。昨年は54%が外国からのゲストでした。
そして、これまで4年営業してきて、困ったトラブルを起こしてきたのは失礼を承知でいえば、ほとんどが日本人ゲスト(笑)。
外国人でトラブルを起こしたのは、記憶が正しければ、これまでたったの1人だけ。
外国人=トラブルメーカーというのは、完全なる先入観です。
でも、町で話をする機会を頂くたびに思うのは、
「ゲストハウス」ってものが、まだ全然、
知られていないということ。
ゲストハウスって、誰もが利用するところではないし、
当然といえば、当然なのかもしれません。
でも、やっぱり、知ってほしい。そう思います。
なぜなら、蔵のゲストは須坂という町に来て、町を歩き、
町の飲食店でごはんを食べ、町のスーパーやコンビニで買い物をし、
須坂の人たちが住んでいるこの町に、いっとき、お邪魔させてもらっているわけなのだから。
どこで彼らに会ってもおかしくないわけです。
「今度まちで蔵のゲストを見かけたら、怖がらずに一声かけてみようかな。」
「外国人に対するイメージが変わった」
話の後、そんな声を耳にしました。
私個人としては、蔵を始めてもう4年かぁーと思うこともありますが、まだまだ5歳になったばかり。
未だご近所さんに理解を得られていないこともあるし、
外国人ゲストを須坂のまちに受け入れるにあたって、
現時点での問題点、今後の課題も多いです。
それでも、須坂に泊まりに来てよかった。
そんな風に思ってもらいたい。
そして、いつも思うこと。
私も旅先で、須坂みたいなこんな町に泊まりたい。
そう思います。
Guest House KURA(ゲストハウス蔵)
長野県須坂市にある古民家宿
cheap and budget hostel in Suzaka, Nagano
http://www.ghkura.com/